カスミ草の楽しみ方。ドライフラワーに挑戦したい人ほどカスミ草。

カスミ草 お花

 基本情報

学名: Gypsophila
科名: ナデシコ科
原産地: ヨーロッパ、アジア

特徴

かすみ草は、小さな白い花がたくさん咲くのが特徴です。花の形は星のようで、一つ一つがとても小さく、軽やかな見た目をしています。このため、ブーケやアレンジメントに使われることが多いです。まるで霞のように見えることから「かすみ草」と名付けられました。

花言葉

かすみ草の花言葉は「清らかな心」「感謝」「幸福」です。このため、結婚式や感謝の気持ちを伝える場面でよく使われます。

7月7日は”カスミ草の日”

カスミ草の白いたくさんのお花たちが、七夕伝説の天の川に見えることから、7月7日の七夕の日は”カスミ草の日”とされています。

育て方

かすみ草は比較的育てやすい花です。

日当たり

日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、花付きが少なくなることがあります。

水やり

かすみ草の水やりは、適度な乾燥を保つことがポイントです。土が乾燥してからたっぷりと水を与え、根元に水をやるようにします。過湿を避け、適度な水やりを心掛けることで、美しいかすみ草を家庭菜園で楽しむことができます。

基本的な水やりのポイント

  1. 水はけの良い土を使用する:
    • かすみ草は乾燥を好むため、水はけの良い土を使用しましょう。砂質の土壌や市販の鉢植え用の土にパーライトやバーミキュライトを混ぜると良いです。
  2. 適度な乾燥を保つ:
    • かすみ草は乾燥に強い植物です。土が完全に乾燥してから水やりをするのが理想です。過湿を避けるため、常に湿っている状態は避けましょう。

水やりのタイミング

  • 植え付け直後: 植え付け直後は根がまだ土に十分に馴染んでいないため、適度に水やりを行い、土が乾かないようにします。しかし、水やりは控えめにし、過湿にならないように注意しましょう。
  • 成長期: 成長期(春から夏)には、週に1〜2回程度の水やりを行います。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。ただし、表面が乾くまで待つことが重要です。
  • 休眠期: かすみ草は秋から冬にかけて休眠期に入ることがあります。この時期は水やりを控えめにし、土が完全に乾燥してから少量の水を与えるようにします。

水やりの方法

  • 根元に水を与える: かすみ草の葉や花に直接水をかけるのではなく、根元に水を与えるようにします。これにより、葉や花が病気になるのを防ぎます。
  • 朝または夕方に水やり: 朝または夕方の涼しい時間帯に水やりを行います。これにより、水分の蒸発を防ぎ、根にしっかりと吸収されます。

その他のポイント

  • 排水性を確認する: 植え付ける前に、土の排水性を確認しましょう。鉢植えの場合は、底に排水穴があることを確認し、適切な鉢皿を使用します。
  • マルチング: 土の表面にマルチング材(ワラ、バークチップなど)を敷くことで、土の乾燥を防ぎ、適度な湿度を保つことができます。
  • 雨天時の管理: 雨が続く場合は、鉢植えの場合、雨の当たらない場所に移動させるか、カバーをかけるなどして過湿を避けます。

土つくり

かすみ草を家庭菜園で育てる際は、砂質で水はけの良い土壌を準備することが大切です。市販の培養土に砂、バーミキュライト、堆肥を加えることで、かすみ草に適した環境を作ることができます。

土壌の準備

  1. 基本的な土の選択
    • 市販の培養土を使用する場合は、野菜用や花用の培養土を選びます。これらの土は一般的に水はけが良く、栄養バランスも整っています。
  2. 砂質の土を作る
    • かすみ草は砂質の土壌を好みます。市販の培養土を使う場合も、さらに改良すると良いです。

土壌の改良方法

  1. 材料を用意する
    • 市販の培養土
    • 川砂または粗い砂
    • バーミキュライトまたはパーライト
    • 堆肥または腐葉土
  2. 混合比率
    • 市販の培養土: 2
    • 川砂または粗い砂: 1
    • バーミキュライトまたはパーライト: 1
    • 堆肥または腐葉土: 1
    これらの材料を均一に混ぜることで、排水性が良く、適度な保水性を持つ土壌ができます。

手順

  1. 市販の培養土を用意する
    • 基本となる土を用意します。野菜用や花用の培養土を使うと良いでしょう。
  2. 川砂または粗い砂を混ぜる
    • 川砂または粗い砂を加えることで、排水性を向上させます。砂は土の粘性を低下させ、水が溜まりにくくします。
  3. バーミキュライトまたはパーライトを加える
    • バーミキュライトまたはパーライトを混ぜることで、土壌の通気性と排水性が向上します。これにより、根が健全に成長しやすくなります。
  4. 堆肥または腐葉土を加える
    • 堆肥や腐葉土を加えることで、土壌の栄養バランスを整えます。これらは有機物が分解されてできたもので、植物に必要な栄養素を供給します。
  5. 均一に混ぜる
    • 上記の材料を均一に混ぜ合わせます。大きな容器やタープの上で混ぜると作業しやすいです。

植え付け前の準備

  1. 土壌のpH調整
    • かすみ草は中性から弱アルカリ性の土壌を好みます。必要に応じて石灰を加えて土壌のpHを調整します。目安として、pH6.5〜7.5が適しています。
  2. 排水確認
    • 改良した土壌を使う前に、排水性を確認します。水をかけてみて、すぐに水が染み込むかどうかを確認します。水が溜まるようであれば、さらに砂やパーライトを加えると良いでしょう。
  3. 植え付け
    • 改良した土壌を使って、かすみ草を植え付けます。植え付けの際は、根を傷つけないように注意し、適度な間隔を空けて植えます。

肥料

成長期には月に1回程度、液体肥料を与えるとよいです。

剪定

花が咲き終わったら、茎を切り戻しておくと次の花付きが良くなります。

おすすめの飾り方

かすみ草は、単独でも美しいですが、他の花との組み合わせも素敵です。

ブーケ

バラやユリなどのメインの花にかすみ草を添えると、ふんわりとした雰囲気が出ます。

花瓶

一輪挿しにまとめて飾ると、シンプルでおしゃれなインテリアになります。

リース

かすみ草だけでリースを作ると、ナチュラルで可愛らしい仕上がりになります。

かすみ草(切花)のお手入れ

かすみ草は花持ちのいい(長持ちする)お花の一つですが、お手入れをすることでより長くきれいな状態でお楽しみいただけます。

  • 水はこまめに替える。(これが一番効果的です。)
  • 花瓶の中の水に少量の砂糖や切り花用の栄養剤を入れると良いです。

ドライフラワー

かすみ草はドライフラワーで楽しむのもオススメです。

しかも、シンプルな手順で作ることができ、ドライフラワーにすれば長期間楽しむことができるので、ドライフラワー初心者の方にもお勧めです。

準備するもの

  • 新鮮なかすみ草(新鮮なものを使ったほうがきれいなドライフラワーになります)
  • ハサミ(専用の花切はさみでなくても、カスミ草なら切れます)
  • 糸または輪ゴム
  • 風通しの良い場所(きれいなドライフラワーを作るためには結構重要)
  • (オプション)防腐剤スプレー

ステップ1: 新鮮なかすみ草を選ぶ

新鮮なかすみ草を選びます。花が開いていて、しおれていないものが理想的です。

ステップ2: 不要な葉を取り除く

かすみ草の茎の下部にある葉を取り除きます。葉が多すぎると乾燥が遅れることがあります。

ステップ3: 束ねる

かすみ草を小さな束にまとめます。大きな束にすると乾燥が均一に進まないことがあるので、小さな束にするのがポイントです。

束ねたかすみ草を糸や輪ゴムでしっかりと縛ります。

ステップ4: 吊るす

乾燥させる場所を選びます。直射日光の当たらない、風通しの良い、涼しい場所が理想です。

束を逆さにして吊るします。吊るすことで花がまっすぐな形を保ちます。

ステップ5: 乾燥させる

約2〜3週間そのままにして、完全に乾燥するまで待ちます。花や茎がカリカリになるまで乾燥させることがポイントです。

環境や時期によってはさらに時間がかかることもあります。

ステップ6: 防腐処理(オプション)

乾燥が完了したら、防腐剤スプレーを軽くかけることで、ドライフラワーの持ちがさらに良くなります。このステップは必須ではありませんが、より長持ちさせたい場合には有効です。

完成

ドライフラワーが完成したら、アレンジメントやリースに使ったり、飾りとして楽しんだりしましょう。

注意点

  • 湿気の多い場所や直射日光の当たる場所は避けてください。湿気や直射日光はドライフラワーの色褪せやカビの原因になります。
  • 乾燥中にホコリがつかないように注意しましょう。ホコリがつくと取り除くのが難しくなります。

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