農園シーズン到来!
2022年の札幌は例年に比べ、降雪量が多く、4月に入ってもまだまだ雪景色のところも多く残っていますが、いよいよガーデンシーズン到来です。
サッポロさとらんどで毎年行われている『市民農園』の抽選結果も発表されましたが、抽選倍率はなんと2倍だったみたいです。
コロナの兼ね合いもあり、市民農園も増え、ガーデニング、農園人気はどんどん高まっています。
人気なのは知っているけど、庭が無いし、やり方がわからないといった理由で、始めの一歩を踏み出せずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にこそおすすめしたい、初心者向けの苗ものをご紹介したいと思います。
料理の合間で始める【キッチン農園】
マンションにお住いの方も多く、お庭どころかベランダもないって方もいらっしゃるかと思います。
そんな方におすすめなのがキッチンでの栽培です!ものによっては水耕栽培が可能なものもあり、虫のリスクが少なく、入門編としてとてもおすすめです。
キッチンで育てるのにおすすめなのが【ハーブ】です。
農薬の使用は自分でコントロールでき、使う分だけその場で収穫できるので、体にもお財布にも優しいのもおすすめポイントです。
ハーブの育て方
摘み取ることで、残った葉に栄養がいきわたり、成長の好循環が生まれるので、こまめに摘み取って使ってあげるようにしましょう。ただし、あまり葉を取りすぎてしまうと、光合成ができなくなり、栄養不足になってしまうので、10枚は最低でも残してあげるようにするのが良いでしょう。
日当たり
窓のあるキッチンで、日が当たる場合は、窓辺においてしっかり日を当ててあげます。窓が無い場合は、日があるうちは屋外や窓辺に置き、夕方になったらキッチンへ移動します。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりとあげます。受け皿にたまった水は捨てましょう。
バジル
キッチンハーブとして商品展開されているものもあり、生命力が強いので手に入り安く育てやすいものの一つです。
タイミング | 時期 |
植え付け | 5月~7月頃 |
収穫 | 6月~10月頃 |
高さが20㎝~30㎝程になったら収穫期です。花咲いてしまうと葉が硬くなってしまう為、つぼみはすぐに摘み取ってあげましょう。
ローズマリー
バジルとともに流通量も多く、手に入りやすいものの一つです。
すっきりした香りでアロマテラピーなどでも人気が高いハーブです。
タイミング | 時期 |
植え付け | 春・秋 |
収穫 | 4月~11月頃 |
とても丈夫でどんどん伸びていくので、伸びすぎたものは剪定していきましょう。剪定した枝は挿し木にして増やす事も可能です。
ミント
『ハッカ』とも呼ばれ、北海道の北見の名産品としても有名です。とても繁殖力が強く、どんどん増えていくので、こまめに使用していきましょう。
タイミング | 時期 |
植え付け | 春・秋 |
収穫 | 4月~10月頃 |
どんどん成長するため、鉢が小さくなりがちです。鉢が小さくなると弱ってしまいます。ミントは1年に1回くらいのペースで一回り大きな鉢に植え替えてあげるようにしましょう。
狭くてもしっかり育つ【ベランダ農園】
市民農園を借りて育てるのは不安という方は、まずベランダから始めてみてはいかがでしょうか。
最近はホームセンターや100均などでも簡単に道具を購入することが可能になり、敷居はかなりひくくなってきました。
色んな野菜や花の種も、ホームセンターで購入できますが、初めてであれば『苗』を購入してきて、プランターに移し替えるのがおすすめです。種から育てるよりも失敗する確率が少なくなります。
プランターは少し大きめのものを利用するようにしましょう。小さいプランターだと根がつまってしまい、生育を阻害してしまいます。また、土の量が少なくなれば、保水できる量も少なくなるので、水枯れのリスクが高まってしまいます。
マリーゴールド
春から秋にかけてずっと咲き続けてくれるマリーゴールドは、発芽率も高く、種まきに挑戦したいかたにもおすすめの、超初心者向けの植物です。
黄色やオレンジの花色がメジャーな1年草です。
香りや根に虫よけ効果があるので、他の野菜などとの寄せ植えもおすすめです。
タイミング | 時期 |
植え付け | 3月~6月頃 |
開花時期 | 6月~11月頃 |
湿度が苦手なので、乾燥気味に育てるのがコツです。土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。風通しにも気を付け、過湿状態にならないようにしましょう。
ミニトマト
実は、あるスーパーマーケットで一番売れている野菜は『トマト』なんです。そんなトマトの原種により近いとされる『ミニトマト』は水やりを頻繁にしなくてもいいので、育てやすい野菜の一つです。
タイミング | 時期 |
植え付け | 4月~6月頃 |
収穫 | 5月~9月頃 |
少し値段が高いですが、『接ぎ木』の苗を購入してくるのがおすすめです。トマトがかかりやすい病害虫に耐性を持たせつつ、おいしい野菜を作りやすくするためにプロの方があらかじめ準備してくれたものなので、失敗が少なくなります。
『バジルと寄せ植え』が特におすすめ。カプレーゼやマルゲリータのように、食べるときにも相性がいい組み合わせの2つですが、実は生育する時も相性が抜群なんです。トマトは水が多すぎるとおいしく育ちにくいのですが、反対に育つのに水がたくさん必要なバジルが、どんどん水を吸ってくれるので、おいしいトマトに育ちやすくなります。
キュウリ
収穫までの期間が短く、手軽にお試しできるのでお勧めです。つるが2mくらい伸びることもあり、ベランダで『緑のカーテン』として育て、夏の暑い日差しよけとしても人気のある野菜です。
タイミング | 時期 |
植え付け | 4月~7月頃 |
収穫 | 6月~9月頃 |
トマトと同様に『接ぎ木』のものを選ぶとよいでしょう。
乾燥にとても弱いので、朝夕の涼しい時間帯に1日2回水やりを行いましょう。
アブラムシなどの虫がつきやすい野菜ですが、『長ねぎ』や『ラディッシュ』などと一緒に植えると害虫がつきにくくなります。
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