お花はどんな花瓶に活けるかによっても様々な表情に変化させてくれます。そこで今回は花瓶にてついて触れていきます。
1. 花瓶の高さとお花の長さのバランス
花瓶の高さの約1.5倍から2倍の長さの花
一般的に、花瓶の高さの約1.5倍から2倍の長さのお花がバランスが良いとされています。例えば、高さ20cmの花瓶には30cmから40cmの長さのお花が合います。
低い花瓶と短い花
低い花瓶には短いお花を使うとバランスが取れます。例えば、ボウル型の花瓶には茎が短めのお花を使うと良いです。
2. 花瓶の口の広さとお花の量
広い口の花瓶
花瓶の口が広い場合は、お花を多めに入れてボリュームを持たせると良いです。複数のお花をランダムに配置することで自然な感じが出ます。
狭い口の花瓶
口が狭い花瓶には少ないお花を集中的に入れるとバランスが取れます。一輪挿しなどは、シンプルで美しいアレンジができます。
3. 花瓶の形とお花の配置
筒型の花瓶
筒型の花瓶は背の高いお花や直立するお花に適しています。ユリやグラジオラス、バラなどが良く合います。
丸型の花瓶
丸型の花瓶は短めの茎のお花や広がりのあるアレンジに向いています。デイジーやパンジーなど、広がりのあるお花が美しく見えます。
ボウル型の花瓶
ボウル型の花瓶には、低くて広がりのあるアレンジが適しています。ポンポン菊やビオラなどが良いでしょう。
4. 花瓶の素材とお花の種類
ガラス製の花瓶
透明でどんなお花にも合います。お花の茎が見えるため、清潔感があります。特に、色鮮やかなお花やシンプルな一輪挿しにぴったりです。
セラミック製の花瓶
色やデザインが豊富で、お花の色を引き立てることができます。モダンなインテリアやカラフルなお花に適しています。
金属製の花瓶
クールでシックな印象を与えます。モダンやインダストリアルなインテリアに合い、シンプルなお花やグリーンが似合います。
5. カラーコーディネート
同系色の組み合わせ
花瓶とお花の色を同系色にすることで、統一感が出ます。例えば、白い花瓶に白いバラやユリを飾るとエレガントな印象になります。
コントラストのある組み合わせ
花瓶とお花の色を対比させることで、華やかさを演出します。例えば、黒い花瓶に赤いバラや黄色いチューリップを飾ると目を引くアレンジができます。
6. 飾る場所に合わせたバランス
ダイニングテーブル
中央に置く場合は、360度どこから見ても美しいアレンジが必要です。低めの花瓶に広がりのあるアレンジが適しています。
リビングルーム
一角に置く場合は、背の高い花瓶とお花で縦のラインを強調するとバランスが良いです。
玄関
訪れる人の目を引く場所には、華やかでボリュームのあるアレンジが効果的です。
まとめ
お花と花瓶のバランスを考えるときは、花瓶の高さとお花の長さ、花瓶の口の広さとお花の量、花瓶の形とお花の配置、素材と色のコーディネート、そして飾る場所に合わせたアレンジを意識すると良いです。これらのポイントを押さえて、お花を美しく飾ってみてくださいね!
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