涙溢れるお別れのシーズン
この時期、卒業や異動などで節目を迎えている方も多いのではないでしょうか?
節目を迎えるといただくことが増えるギフトですが、その中でもお花をいただいたという方も多いのではないでしょうか?
そんな思いのこもったお花を少しでも長く楽しみたいという方にお勧めな方法が、【ドライフラワー】にすることです。
自宅で簡単にできますので、是非チャレンジしてみてください。
ドライフラワーの作り方
①逆さに吊るす
以上です(笑)
基本的には、本当に逆さに吊るすだけ。ドライフラワーになりやすい花や難しい花、時間がかかる花など色々ありますが、どれも吊るしておけば簡単にドライフラワーになります。
ただし、いくつかのコツを抑えると仕上がりが良くなりますので、ご紹介いたします。
ドライフラワーをきれいに作るためのコツ
逆さに吊るす
前述しましたが、【逆さ】というのが大事です。
お花を立てた状態(お花が上)だと花首がだんだん曲がってきてしまい、仕上がりの形がきれいでなくなってしまいます。
日陰に干す
日当たりがよい場所で干すと、花の色が抜けやすくなります。
退色を防ぐために、なるべく【日当たりが強くない】場所で干すようにするのがおすすめです。
風通しが良いところに干す
ドライフラワーを作る際に、最も気を付けたいのが、カビの発生です。
せっかくお花を長く楽しみたくてドライフラワーにしようとしても、カビが生えてしまっては廃棄せざるを得なくなってしまいます。
【風通しが良い】ところに干すか、扇風機などで小まめに空気を換気してあげるようにしましょう。ただし、扇風機を使用する際は直接強い風を当てすぎると、お花の種類や状態によっては崩れてしまい、逆効果となってしまう事もあるので注意しましょう。
大きな花束は小さくまとめ直してから吊るす
おそらくこれをやらない方が一番多いのではないかなと思います。
いただいた花束はそのままの状態でドライフラワーにしたい!なんて気持ちもわからなくもないです。
また、そもそも花束をくずして、束ね直すのが大変だと思う方もいらっしゃると思います。
でも大きな花束は中心の方が空気が通りにくいので、蒸れやすくカビやすい状態となっております。
しかも、中心部は大体周りから見ても状態がわからないことも多いので、外側が乾いたから、中を見てみたときにはカビだらけなんてこともあり得ます。こうなってしまってはせっかくドライフラワーになったと思ったとたんに廃棄することになってしまうので、ショックも一段と大きくなってしまいます。
ドライフラワーの作り方の種類
実はここまでお話してきたドライフラワーの作り方は【ハンキング法】と呼ばれる方法でした。
他にも【ドライインウォーター法】や【シリカゲル法】という方法があります。
ドライインウォーター法
これは水に活けたまま少しずつドライフラワーにしていく方法です。
ゆっくりとドライにしていくので、生花の状態からドライフラワーになっていく様子をゆっくり楽しめます。
しかしドライフラワーになるまでに時間がかかってしまうのと、花首が下に向きやすくなってしまうのがデメリットです。
こちらは上級者向けのドライフラワーの作り方です。
シリカゲル法
シリカゲル法とは、その名の通り、シリカゲルと呼ばれる乾燥材を使用した方法です。
スルメイカなどのおつまみに入っている乾燥材と同じものを使用します。
その性質上、水分を吸着する力が強いので、ハンキング法よりも短期間でドライフラワーにでき、色もきれいに残ります。
デメリットはシリカゲルとそれを入れる容器を用意しなければならないので、割高になってしまいます。
もう一つのデメリットが、シリカゲルの粒子が花びらの中に入ってしまうので、バラのような花びらが何層にも重なったお花だとシリカゲルの粒を取り除くのが大変だということです。
現在はドライフラワー用に大容量のシリカゲルも発売されており、インターネットショップでも簡単に手に入るようになりました。色をきれいな状態でドライフラワーにしたいという方は、是非シリカゲル法を試してみてはいかがでしょうか。
長い状態でドライフラワーにしたい場合は相応に量を用意しなければならず、入れるケースも迷いどころですが、おすすめは洋服を入れる衣装ケースです。
シリカゲルは一度使っても乾燥させればまた使用できるので、花束をよくいただく方、お花をご自身で良く購入する方は、シリカゲル法でドライフラワーをするのがおすすめです!
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