『春のお彼岸』と『春分の日』が関係あるって知ってました?

お花

正直、僕は『春彼岸』っていう言葉を花屋になるまで知りませんでした。

お恥ずかしい限りです。。。

春分の日

春分の日とは

春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本国民の祝日の一つであり、祝日法により天文観測による春分が起こる春分日が選定され休日とされる[1]。通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。

引用:wikipedia

おなじみウィキペディア様によりますと、上記の感じです。

相変わらずお堅いですね。小学校の時に習ったのは『昼(の時間)と夜(の時間)が同じ長さの日』って教えてもらった記憶があります。でも実は、僕もウィキぺディア様を見て初めて知りましたが、なんと昼のほうが若干長いらしいです。ついこの間、自分の娘に教えてしまったばかりでした。。

なお、春分の日(しゅんぶんのひ)って読みまして、対になるのが秋分の日(しゅうぶんのひ)です。『秋に昼と夜が同じ長さになる日』です。

幼いころは【『しゅんぶんの日』が春、『しゅうぶんの日』が秋】というのをあべこべに言っていたのを覚えています。漢字で見れば、素直に『春(しゅん)』と『秋(しゅう)』で簡単に区別できるのですが、それに気づいたのは割と大人になってからでした。。お恥ずかしい。。。

二十四節気七十二候(にじゅしせっきしちじゅうにこう)

春夏秋冬をそれぞれ6つに分け、さらに細かく3つずつに分け季節御ことを言います。

二十四節気は1年を24にわけるので、約15日あり、七十二候はそれを3で分けるので約5日ということになります。

『春彼岸』と『秋彼岸』は二十四節気の一つであり、季節の訪れを表す暦の一つです。

稲作中心であった昔の日本にとっては農作業を進めるために必要であったのはもちろんですが、現代でも農耕作業をすすめるためには欠かすことのできない暦として利用されております。

春彼岸

春彼岸とは

一方で春彼岸についてですが、

彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ

引用:wikipedia

再びウィキペディア様より引用させていただきました。

上述されている通り、【彼岸】とはもともと仏教用語です。

彼岸とは、人間の煩悩のない、悟りの境地に達した世界のことをさし、いわゆる極楽浄土の事を言います。

極楽浄土の手前には『三途の川 』が存在し、そのさらに手前側に我々が住んでいる現世があると考えられています。そしてこの現世の事を『此岸』といいます。

春のお彼岸になぜお墓参りをするの?

1年の中で、この『此岸』と『彼岸』が最も近くなるタイミングが、昼と夜の同じ長さになる春分の日と、秋分の日であると考えられています。

彼岸(極楽浄土)が最も近くなるので、ご先祖さまも近くまで帰ってきていると考え、ご先祖様に感謝をささげる期間とされたとする説があります。

仏教のイベントなのに、日本以外の仏教国にはない?

実は、彼岸にお墓参りをする風習は、他の仏教国にはない習慣です。

これは古来からある神道と呼ばれる自然崇拝の考え方と、仏教の『彼岸』の考え方等が結びついた結果、今の日本の慣習となったと考えられています。

お花屋さんが忙しいタイミング

お花という商品特性上、ギフトで使われることが多いので、必然的にお花屋さんの繁忙期は『贈り物』を皆さんがお使いになる時期となります。

一口に贈り物と言っても、贈る相手が生きている方だけとは限りません。

むしろ故人にお花をお供えする(贈る)タイミングの方が、とても忙しいことが多いのが本当のところです。

『卒業異動』『春彼岸』『母の日』『盆』『秋彼岸』『年末』

贈る相手は、お世話になった先輩、上司だったり、お母さん、神様やご先祖様と色々です、感謝の気持ちや偲ぶ気持ちを形にして渡す習慣はとても尊い事であり、素敵なことだと思います。

この習慣はお花屋さんとしてもっと大事にしていきたいなと感じておりますので、『想いを形にする』事で皆様のお役に立てるように、仕組みとして発信していきたいと考えております。

現在準備中ですので、もし発表できた際には是非ともお試しください!

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